髪家 三代 かみや さんだい 成田家 紫蝶 なりたや しちょう
寄席、余興、慰問、句会に飲み会に総踊りと、多岐にわたる天狗連の活動の全てを牛耳る三代さん。「もう忙しくてね、今度秘書でも雇おうかと思うんだ」どうやら天狗連の資金の使い込みがバレた時に「秘書がやったこと」で逃げる算段をしているらしい。 市の福祉、財務、議会の各部長、社協常務理事と想像を絶する市の要職を務めあげ先日退職された。本当にお疲れ様でした。「今まで肩書を意識していましたが、これからはありのままの私の芸を披露しますよ」今回からは「ヨウショク物」から「天然物」の芸へと進化しています。
成田家 虚生 なりたや きゃしょう 弾家 六区 はずみや ろっく
大須演芸場がリニューアルした事を受け、天狗連でも名古屋公演をという話が持ち上がるが、断固反対する彼。理由は三河弁落語が名古屋では通じないから。『三河弁が日本の標準語になるまで、闘い続けるぞん!』と鼻息も荒い。 「子ども見守り隊」として活躍中。「怪しい人を見たら連絡を」と呼びかけたら、セクシー下着に網タイツの男の出没情報が。「なかなか現れないなあ。張り込みがバレたかな」。目撃されたのが衣装合わせ中の自分だとまだ気づかないロックさん。今年は音楽コントで弾けます。
小呂比家 念挫 ころびや ねんざ 迷亭 マウス まいてい まうす
禁煙して1年7ヶ月。減ったお小遣いの中からゴルフ代と飲み代を捻出するためらしいが、「煙草やめて太ったわよ。お酒も減らさなきゃ」、「あなたにとってボールは打つものじゃなく回すもの。ゴルフなんて邪道」と、さらに減額される予感。禁煙したのに煙にまかれている。 やん泥、一撥と音楽系メンバーが去った今、全国でライブ活動を展開していた彼が使命感を胸に高座に復帰。ギャグが滑ったら一撥の魂、セリフを噛んだらやん泥の魂、ついでに出番を忘れて帰っちゃたら会長の魂がそこにいるのかも知れません。
何逸亭 長久 なにいってい ちょうく 駒久家 南朝 こまくや なんちょう
昨年十数年ぶりに小市民寄席の高座に復帰を果たした、さぞかし緊張したかと思いきや、「いやいや全く違和感なし、会場の設営、メンバーの顔ぶれ、芸のレベル、10年前と全く変わらないだもの」そう、メンバーとお客様10歳年取った以外は全く進歩してないのです。 天狗連の健康管理を一手に引き受ける専属ドクター。天狗連の稽古がある時は、ロックさんを乗せて帰る事が多い彼。車中では独自の落語論が展開され、送り続けた後は、身も心もくたくたに。それが彼の健康状態を著しく悪化させている。
鶴橋 減滅渡 つるはし へるめっと 微笑亭 さん太 ほほえみてい さんた
今年は随分と芸能人の不倫問題が取り沙汰される年。彼は語る『不倫?不倫てなもん、したらアカンで。ワシを見てみい、ワシを』仰る通り、彼は1回ずつ、きっちり終わらせて、合計3回の結婚を果たしている。実に見習うべき存在である。 今や、東京、大阪の多くの噺家さんが彼の作品を口演している。落語には著作権はないので彼には何の収入もないし、そんな欲もない。ただ今後これを天狗連で管理すれば著作権料、CD化による印税等々の莫大な収入が、小市民寄席も入場無料に・・・なるわけないか。
那古家 攻 なごや こう 弾家 喜苦 はずみや きっく
長年、着物は皆、彼のお店で格安で買いたたいている「天狗連の皆さん!もういい年なんだし、そこそこお金もあるんでしょ?いつまでもナイロンの安物じゃなくて正絹の着物作って下さいよ!」歯に衣着せぬ物言いで、メンバーたちに絹を着させようとしている。 転職後、多忙な日々に体重5キロ減。しかも週末は掃除や洗濯に励むという、そんな彼を残し家族は長男の中学卒業旅行へお出かけ。「♪俺は仕事でいそがシー、女房子どもはディズニーシー、さびシー、むなシー、うらめシー」。遠い目をして顔をふむ喜苦のラップが物悲シー。
橘亭 郵便箱 きってい ぽすと 寿司家 銀司 すしや ぎんじ 
悲願の中トリ「落語って大体20分ぐらいでしょ、それをいつも13分に端折っていたので、今までの僕の実力が発揮しきれなかった。今回は中トリで持ち時間も長いので人情話の大ネタで実力発揮しますよ!」どうやら今回は60分の噺を20分に端折るらしい。   寿司屋である彼は、新鮮なネタの宝庫でもある海が大好き。『最近落語をやっていると、回りを漁船に囲まれて海にいるみたいな心持ちになるんだよ』理由を探ってみると、彼の落語を聞いているお客さんが皆、船を漕いでいるかららしい。
愛知家 馬舟 あいちや ましゅう 三流亭 赤福   さんりゅうてい あかふく
  三重県四日市在住のため、なかなか天狗連の寄席には顔を出せない。『僕も忙しいですからね・・どうしても出てほしいというのなら豊橋に来てもいいですよ』若干上から目線の彼だが、是非誘ってほしいという本音が三重三重である。    若手が入ってこない不毛の団体と言われる上方落語の小型新人!喜ぶメンバーたちだが、最近このままだと、高齢メンバーの介護を引き受けなければならない事に気づき、辞めるタイミングを伺っているらしい。
福々亭 のゝ字  長々亭 馬笑  ふくふくてい ののじ  ながながてい ばしょう 
最近、瞬間湯沸し器のように怒りだすの々字、悲しくもないのに涙が出る馬笑。CMを見ていても何のコマーシャルかわからない、狭い家なのにお互いなにを言っているか聞き取れない。自分の言い間違いには気付かないのに相手の言い間違いには気付いてしまう、そんなお年頃の二人が今年も粋に踊ります。
夢見亭 初音 ゆめみてい はつね 咲多家 つぼみ さきたや つぼみ
野良猫を増やさない活動で大忙し。命の大切さを訴える小学生の作文「78円の命」もマスコミが取り上げ全国に拡がった。電動自転車で走り回る初音さんだが、去年のコントでは彼女の電池が切れ、舞台には長〜い沈黙が。自転車も人間も、しっかり充電しといてほしい。 十数年来韓流ドラマにはまっている。最近のお気に入りは時代劇の王朝物。「権威の周りにうごめく欲望、裏切り、嫉妬、謀略、不倫に略奪。もう人生の縮図の全てが目まぐるしく展開して目が離せないの」ああ、冬ソナにときめいていた彼女は何処へ行ってしまったのか。
弾家 呈茶 はずみや てぃーちゃ 夢見亭 鈴音 ゆめみてい すずね
今、天狗連はちょっとしたワインブーム。ただただ飲む専門だった彼女が、最近知識も身に付けようと入門書など購入、ワイン片手に勉強に余念がない「ブドウの糖分が酵母による発酵でアルコールと・・・・・」大抵このあたりで寝てしまう、結局飲む専門である。 開演前の二胡演奏もすっかりおなじみ。二胡と胡弓ってよく混同されるけど実は別物だとか。以前は詳しく説明していたけど、最近はもう面倒になってしまい二胡でも胡弓でも相手の話とその場の空気にうまいこと合わせているらしい。流石ベテラン、阿吽のコキュウだ。
白紅亭 和音 はっこうてい わいん 池乃家 紅笛 いけのや ぐっぴー
会長が指導していた俳句の会・天句会の取り纏めをしているが、師匠不在で句作は伸び悩み。「素晴らしい句ができた!」と自信満々で前回他の人の出した句や以前の自作を送ってきたり、評価が低いと怒るメンバーがいたりで大変。見かねて会長が戻ってくればいいのにな。 離婚して3年。結婚はもう沢山という彼女に対し、元旦那さんはこの夏再婚、式に娘達を呼ぶと言い出し却下されたとか。男は何故懲りないのか、ロマンチストなのか、忘れっぽいのか、馬鹿なのか。女子楽屋にホットな話題を届ける彼女を、人は天狗連のセルフ文春と呼ぶ。
望々亭 みるく もうもうてい みるく 成田家 半玉 なりたや はんぎょく
ボーイッシュな女の子は素敵なレディーに成長するのが物語の定番だが、現実ではそのままオヤジっぽいおばさんになるらしい。好きな物を訊かれ「プロ野球・酒・落語」と即答する彼女。早めに手を打たないとお爺ちゃんみたいなお婆ちゃんになりそう。いや、もう手遅れか。 チョットした事故で、チョットした骨折、チョットの間ギブス生活。「予定通りギブスは取れて、今は完治「しています、でも年取ると骨がなかなかくっつかないって言われて心配してました」大丈夫!まだあと数年は。更年期でもなければ、骨粗しょう症でもない。
弾家 うさぎ はずみや うさぎ 笑顔亭 ふりかけ   にっこりてい ふりかけ
傘回し、鞠も升もクリアした、ドラえもんのぬいぐるみも回せるようになった。でも、師匠捻挫を超えるにはもう少し大きめの物を回してみたい。すやすや眠る2歳の我が子を見ながら、傘の上で回る愛娘を想像してしまい、「いけない私何を考えているの」思わず我に返った。  お客さんの立場から昨年、ついに小市民のコントで、舞台デビューを果たした彼女。その魅力的な笑顔で、お客さんを魅了した(当時比)一般のお客さん→お手伝い→天狗連メンバーと、まるで出世魚のような彼女だが、決してブリっ子ではない。

 写真家  けんちゃん