髪家 三代 かみや さんだい 成田家 紫蝶 なりたや しちょう
化繊の洗える着物が幅を利かせている天狗連において、唯一着物の高級着物を着用、会の資金着服かとう疑惑もあるが、そんなことはない!どうやら資金を運用しているらしい。彼はこれを「正絹取引」と呼んでいる。 67歳だからって高齢者ではありません。AKBのメンバー全員言えるし、宝塚の公演日数全部把握しているし、長い落語だって覚えられます。だから当然寄席のトリは任せていただいて結構です。そうです私はまだまだ青春真っ最中なのです。以上「青年の紫蝶」でした。
成田家 虚生 なりたや きゃしょう 弾家 六区 はずみや ろっく
豊橋市制百十周年を記念して今年の一月にプラットで行われた、天狗連名人会で演じられた『手筒花火は豊橋の華』に挑む今回。彼曰く「ウケたら自分の力、ウケなかったら作者である微笑亭さん太の力不足だて、ワッハッハ・・」まさに天狗連の悪代官である。 還暦を過ぎても元気そのもの「衰え?何それ」孫もでき世代的にはお爺ちゃん。「俺をジイちゃんなんて呼ばせない!」ある日訪ねると、そこには庭で遊ぶ孫をにこやかに見つめるお爺ちゃんの姿があった。もちろん静かにその場を立ち去ったのであった。
小呂比家 念挫 ころびや ねんざ 何逸亭 長久 なにいってい ちょうく
お馴染み今いち座、「はい、どーも〜太神楽で〜す」で始まり、ケガない、眩しい、滑る等々のハゲネタ、マンネリである。このハゲネタからの脱却を目指し、植毛?カツラ?…検討中とか?それでも始まりは、「はい、増毛〜太神楽で〜す」やはりマンネリだ。 今は亡きやん泥の公私にわたる愛弟子。時々落語を忘れてしどろもどろになりそうな時、師匠が天から降りてきて助けてくれる気がすることがあるんだ。もっとも降りてきたやん泥もネタを忘れて、二人でしどろもどろになることが多いらしいが。
駒久家 南朝 こまくや なんちょう 鶴橋 減滅渡 つるはし へるめっと
耳鼻科医である彼は、天狗連の高齢化を最も憂う一人である。衰えが著しい幹部連に「最近、耳がとおくなったんじゃないですか?」「その代わり、オシッコが近くなったんで大丈夫」意味不明な、行ってこいでチャラ理論・・聞く耳を持たないとはこの事である。 久々のトリという大役を務める。「ええか?落語ゆうたらやっぱり上方落語や。ホンマもんの上方落語の真髄ゆうもんを見せたろうやないか!」と意気込む、ニセ関西人の彼。自他共に認める実力者だが、お客さんがトリ前に帰ってしまうリスクについては考えていない。
微笑亭 さん太 ほほえみてい さんた 那古家 攻 なごや こう
例年のコント、プロ落語作家である彼の力作。ところが素人達は、セリフを忘れ、勝手なギャグを入れ、受けなかったら台本のせいと言い出す始末。でも彼にはプロの意地がある、どれだけ間違えようが下手に演じようが必ず受ける究極のネタを目指している。 諸般の事情で倉敷へ転居。決して派手ではないが堅実で程の良い彼の芸風、そして彼から購入する、そこそこ胡弓そうに見える安物の着物は天狗連になくてはならない物である。攻君がまた豊橋に帰ってくることを神に祈りましょう、「倉敷時の神頼み」です。
弾家 喜苦 はずみや きっく 橘亭 郵便箱 きってい ぽすと
今年も落語と太神楽の二刀流にこだわる彼。落語一筋の同期橘亭郵便箱が、なかなかボケない諸先輩方の厚い壁で、トリを取れないのをしり目に、層の薄い太神楽なら念挫一人何とかすれば第一人者になれる。公務員の郵便箱にはできない。民間ならではの緻密な計算がある。 うちの娘は大変なお父さんっこなんです。だからパパ大好きと言ってくれているうちに、寄席のトリを取るところを見せてやりたいと主張。でもね寄席のトリの意味が分る年頃になると娘は大抵パパから離れていくのだよ。結局トリはまだ早いという結論に至った。
寿司家 銀司 すしや ぎんじ  三流亭 赤福   さんりゅうてい あかふく
  「落語の片手間に、ちょっと副業をやろうかと思っているんだよね」「副業?何をですか?」「この愛間、俺の落語を聞いてたお客さんに言われたんだよ。『銀司さんは才能があるからやってみな』って」嬉しそうに話す彼。その副業とは『催眠術師』らしい。   昨年の小市民寄席では、コント出演者として小市民デビューを飾った。その後、月例寄席などにも積極的に出演し実力を磨いている。「そろそろ小市民にも落語で出てみる?」「落語?とんでもない!僕にトリなんて無理ですよ!」少なくともトリとは言ってない。
福々亭 のゝ字  長々亭 馬笑  ふくふくてい ののじ  ながながてい ばしょう 
今年の一大イベントを、東京の自宅から長野の善光寺まで歩くことに定めたのゝ字と馬笑。何回かに分けて、現在、碓氷峠の下まで来た。初回出発してすぐ、自衛隊の基地でトイレを借りてきたのゝ字。「爆弾落としてきてやった!」帽子を目深にかぶりマスクにサングラス姿にもかかわらず、快く入れてくれた自衛隊。テロ犯に見えるわけがない。相変わらずのアホな夫婦であった。
夢見亭 初音 ゆめみてい はつね 咲多家 つぼみ さきたや つぼみ
野良猫を減らす活動に日夜奮闘する彼女。しっかりしているようで時たま大ボケをかます。今日も活動から自宅への戻り、自転車で1時間走っても自宅に戻れない、日が暮れて流石に焦ってきた。交番を見つけ飛び込んだ「ここはどこ?私は誰にゃ〜」自分が保護された。 開演前の陰マイクは彼女の担当。可憐な声でのどぎついアナウンスが毎回好評である。ただ最近飲み過ぎのせいか、可憐な声の調子が今一つらしい。南朝さんに診てもらいたいのだが、「加齢に伴うものですね」と言われるのが嫌でまだ行ってない。
弾家 呈茶 はずみや てぃーちゃ 夢見亭 鈴音 ゆめみてい すずね
天狗連のCD・DVDの制作担当。小市民寄席で売りさばこうと編集と校正に余念がない。ここで得た莫大な売上金は老後の貯えに残しておくのだそうだ。彼女にとっては大切な「校正年金」である。 開演前の二胡の演奏でお馴染みの彼女、現在本場の上海で二胡の修行中のため今回は欠場。「中国は大気汚染が酷くて、向こうが見渡せないのよ」でもね豊橋に来ても小市民寄席の女子部の楽屋はお化粧パウダーで向こうが見渡せませんよ。
白紅亭 和音 はっこうてい わいん 池乃家 紅笛 いけのや ぐっぴー
母親のお供でバスツアーへ。「飴食べる?」「糖のう病だでいかん」「チョコがいい?」「わしゃ糖尿ぼう」耳の悪い年寄りと滑舌の悪い年寄が大声で喋るなか説明を続ける添乗員さんのメンタルに感動。彼女なら雑談する天狗連メンバーの前でのネタ見せにも耐えられそうだ。 大学の落研からの戦友、那古家攻が突然倉敷へ引っ越すことになった。「冗談じゃない!天狗連のLINEで知ったのよ、私に何の挨拶もなしって考えられない!もう腹が立って夜も寝られるけど、食事だって喉を通るけど、でも許せない!」攻君冷めやらぬ紅笛であった。
望々亭 みるく もうもうてい みるく 成田家 半玉 なりたや はんぎょく
オリンピック選手の鈴木亜由子さんは、彼女の実家の牛乳を飲んで育ったとか。うちの牛乳のお陰であんなに立派な陸上選手になれたのよ!そうそう、拒食症を克服できたのだって、うちの牛乳のんでたからなのよ!亜由子と明子が完全にごっちゃになっている。 見ての通りの容貌端麗、インスタを見ると料理の腕も相当のよう、でも相変わらずの婚活中。結婚に対して理想が高すぎなのでは?理想の主婦像は?と聞いたら何と20×20行の原稿用紙50枚分もの理想像を書き上げた。どうやら彼女の理想は「千行主婦」らしい。
弾家 うさぎ はずみや うさぎ 笑顔亭 ふりかけ   にっこりてい ふりかけ
二人目の子供もまもなく七ヶ月、今年も子連れで楽屋入りなのだろう。祖父母世代の天狗連メンバーは可愛い、可愛いと一様に目を細め「将来の天狗連入りは間違いないね」などと盛り上がるのであるが、それまで元気でいられるかどうか、全員不安である。  決して甘く見てはいけない、熊本出身の彼女は、その癒し系のルックスからは想像できないほど根性が座っている。小市民寄席に参加するようになってこれで三年目だが、様々な事を学んで実力を付けつつある。やはり吸収(九州)する力はハンパではないようだ。